透過PNGって何?
PNG形式の大きな特徴として、「透過情報を保存できる」というものがあります。
デジタル画像は、ピクセルの集合で構成されている事はご存知でしょう。ピクセルは、R (赤), G (緑), B (青) の三色の要素の組み合わせにより、色を表現できます。

ペイントツールの 「レイヤー機能」 からも分かるように、デジタル画像は色々な画像を重ね合わせて合成することができます。もし透過情報がないと、矩形の(長方形の)画像しか貼り付けることができません。ドーナツのような、穴の空いた画像を表現できないということです。

透過情報、つまり RGB に加えて A (Alpha) がピクセルに存在していたら、どうでしょう?
- Aが 0 のピクセルは、合成しない (透明なピクセル)
- Aが 255 のピクセルは、合成する (不透明なピクセル)
という条件で画像を合成すれば、自由な形状の画像を合成することができます。
このように、不透明度Aがピクセル情報に含まれたPNG形式が、透過PNGと呼ばれるものです。