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1 bit レイヤーと 8 bit レイヤー

皆さんが普通に思い浮かべる 「レイヤー」 は、白でも、赤でも、こげ茶色でも、水色でも、どんな色でも表現できるカラーレイヤーでしょう。

カラーレイヤー (32 bit カラーレイヤー) は、R (赤)、G (緑)、B (青)、A (不透明度) の4つの要素の組み合わせで色を表現するピクセルによって構成されたレイヤーです。R, G, B, A、各要素が 0 から 255 の値を持つことができます。

図:カラーレイヤー
図:カラーレイヤー

一方、FireAlpaca には 「1 bit レイヤー」 と 「8 bit レイヤー」 というものが存在します。一体、これはどういう利点があるのでしょうか?

「8 bit レイヤー」 は、「不透明度」 の要素だけを持ったレイヤーです。先ほどのカラーレイヤーの、A値だけを保持したような形になります。もちろん、R,G,B の色の要素がないので、32 bit の 1/4、のデータ量で済みます。

R,G,B の要素は、各レイヤーに「レイヤーカラー」 ということで指定することができます。FireAlpaca のレイヤーウィンドウ上、8 bit レイヤーをダブルクリックでプロパティを表示し、レイヤーカラーを指定することができます。

図:8 bit レイヤーの構造
図:8 bit レイヤーの構造

8 bit レイヤーが便利なのは、単色しか必要のないレイヤーを編集する時です。例えば、キャラクターの線画用のレイヤー。例えば、肌の下塗り。そういった、1色だけしか使わないレイヤーで 8 bit レイヤーを使うと便利です。レイヤーカラーを変更すれば、例えば 「黒い線画」 から 「紫の線画」に簡単に変更することができます。メモリの使用量も少ないので、安定した作業環境を得ることもできます。

図:レイヤーカラーを活用する
図:レイヤーカラーを活用する

1 bit レイヤーは、ほとんど 8 bit レイヤーと同じ使いみちですが、ピクセルの有無しか保持できないレイヤーです。8 bit レイヤーは、各ピクセル 256 階調表現できるので、アンチエイリアス部分も表現できますが、1 bit レイヤーは 2 階調しか表現できないので、ジャギーの目立つ表現しかできません。漫画のような、二値の絵を描くには有効でしょう。

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